タングステンの再結晶挙動
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- カテゴリ: タングステン知識
- 2015年9月01日(火曜)10:04に公開
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タングステンの再結晶挙動は冷間加工したタングステンを焼鈍すると、1,300K付近から繊維組織の中にサブグレインの形成が見られ、さらに高温でひずみのない再結晶粒を形成する。
純タングステンは1,300~1,500Kで一次再結晶し、引き続き1,500K~1,800Kで二次再結晶による粒の粗大化が見られる。純タングステンの二次再結晶粒は比較的丸い石垣状となる。微量のカリウムを添加したドーブタングステンは1,300K~2,000Kで一次再結晶し、2,000K~2,500Kで二次再結晶する。ドーブタングステンの二次再結晶粒は加工方向に伸びた長大結晶となる。ドーブタングステンでは加工度の大きくなるほど再結晶温度は高く、また再結晶粒もより長大となる。再結晶により強度は著しく低下する。
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