タングステンの接合
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- カテゴリ: タングステン知識
- 2015年8月24日(月曜)14:12に公開
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タングステンは電子ビーム溶接やTIG溶接で接合できる。また材料を突き合わせて直接電流を流す抵抗溶接も行われる。酸化を防ぐため、溶接は不活性ガス雰囲気で行う。いずれの溶接においても、溶接部分は結晶が粗大化して脆くなるため、加熱域はできるだけ狭くすることが望ましい。溶接面はできるだけ平滑にし、表面の酸化膜は除去しておく必要がある。ろう付けには銀・鋼・ニッケル・パラジウムなどの金属、あるいはその合金がロー材に用いられる。加熱は不活性ガス雰囲気あるいは水素雰囲気で行う。ろう付け温度は1,300K以上となるので純タングステンでは再結晶による脆化を考慮する必要がある。
再結晶による脆化を避けるためにはボルトやリベットによる機械的接合が望ましい。モリブデンまたはタングステンのボルトやリベットを用いる。比較的融点の低い金属との接合では、タングステンと接合金属を型に入れ、接合金属の融点以上に加熱する鋳ぐるみ接合も行われる。
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