タングステンのCIP
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- カテゴリ: タングステン知識
- 2015年8月20日(木曜)16:44に公開
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常温で液体を圧力媒体として等方加圧する成形方法をCIPという。比較的密度の均一な圧紛体が得られる利点がある。タングステン粉をゴムのモールドに詰め、水または油を媒体として100~150MPaで成形する。加圧時間は通常数十秒である。ゴムモールドが装置に固定されている乾式CIPと、ゴムモールドを圧力媒体に沈めて加圧する湿式CIPがある。流動性のよくないタングステンのCIPでは粉末の均一充填が重要なポイントとなる。
タングステンの予備焼結
焼結の前に行う比較的低温での加熱を予備焼結あるいは仮焼結と呼ぶ。タングステンは、圧粉体の両端を電極でクランプして直接電流を流す通電焼結が行われるが、圧粉体が脆く壊れやすいため、通電焼結に先立ち、取り扱いを容易にするため予備焼結を行う。圧粉体をモリブデンの板に載せ、水素炉中1,300~1,500Kで20~30分加熱する。予備焼結時,圧粉体の収縮はほとんど見られないが、強度が向上する。
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