ヒトの健康に対して炭化タングステンの無毒性を研究(二)
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- カテゴリ: タングステン知識
- 2015年8月19日(水曜)18:00に公開
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炭化タングステンはAmes試験で代謝活性化の有無にかかわらず変異原性を示さなかった。本物質は培養ヒトリンパ細胞において代謝活性化無しで染色体異常誘発活性の証拠を示さなかった。しかし代謝活性化有りの場合には染色体異常誘発活性のあいまいな証拠が存在した。in vivoデータは入手できなかった。
炭化タングステンの発がん性に関するデータは入手できなかった。
生殖能と発生についての炭化タングステンの影響を検討した研究は入手できなかった。ラットとマウスによる炭化タングステン粉塵の亜慢性吸入試験における生殖器官の組織病理学的検査と精巣重量に基づくと、炭化タングステン粉塵の吸入ばく露による受胎能への有害影響性は示唆されない。炭化タングステンの発生毒性を評価した研究は入手できなかった。しかし炭化タングステンの生物学的利用能は非常に低く、実験動物に反復投与しても全身影響はごく僅かである。したがって、生殖器官または発生中の生体が炭化タングステンにより悪影響を受ける可能性は示唆されない。
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