超硬合金の用途
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- カテゴリ: タングステン知識
- 2015年8月17日(月曜)18:11に公開
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超硬合金(cemented carbide, hard metal)とは、周期律表の2a,3a,4a族金属(Ti,Zr,Hf,V,Nb,Ta,Cr,Mo,W)の炭化物粒子を、鉄族金属(Fe,Co,Ni)を結合材に用いて焼結した複合合金のことです。これらの炭化物はいずれも高融点、高硬度で酸化抵抗に優れています。9種類の炭化物と鉄族金属との組みあわせにより、数多くの超硬合金が得れますが、それらのうち、機械的性質に最も優れるWC-Co系合金を指して、普通、超硬合金と称しています。現在、WC-Co系、WC-TiC-Co系、WC-TiC-Ta(Nb)C-Co系などの合金が工具材料として使用されています。さらに、近年、切削条件が高速化してきた結果、Ti(C,N)、Al2O3などのセラミックスを超硬合金上に被覆したコーティング工具が増加してます。超硬合金が使用されている工具としては、主に、切削チップ、ドリル、エンドミル等の切削工具や、バイト、金型等の耐摩工具があります。
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