住宅・環境用新規光触媒WO3ナノ材料開発に関する研究(Ⅱ)
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- カテゴリ: タングステン知識
- 2015年6月24日(水曜)15:03に公開
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【新規光触媒WO3ナノ材料開発に関する研究のはじめに2】
最近、TiO2よりもバンドギャップの狭い酸化タングステン(WO3、バンドギャップ2.8eV(波長換算443nm))の薄膜試料で、紫外光照射による有害ガスの光分解が確認され、より長波長光での光触媒作用の期待から注目を集めている。
一方、触媒材料の結晶化、ナノサイズ化も触媒効果向上の手立てとして、盛んに関連研究が行われている。触媒材料の結晶性を上げることで、光照射により材料内に内部光電効果により発生した励起電子と、それにより発生した正孔の再結合を抑制することが期待できる。
また、材料をナノサイズ化することで、反応する比表面積が増大し、有害ガス等の化学物質分解効率の向上が期待される。
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