スポーツとしてのダーツの紹介(2)
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- カテゴリ: タングステン知識
- 2015年8月13日(木曜)18:31に公開
- 作者: linkai
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標的競技として、ダーツはただ中心を狙うだけのものではありません。ボード(的)の円の中の1~20までの扇状の面と、ダブル・トリプルと称する細い枠とセンターのブル、インブルと称する小さな円を加えると、実に62通りでの得点の違うスポットに自在に投げ込んでゲームを組み立て、競う競技です。
ダーツは、3本1組のダーツ(矢)を用い、他の器具を使用せず体のコントロールで直接投げるため、技術だけでなく身体の総合的なコントロールと集中力の持続が必要なメンタルなスポーツです。
通常の競技と違い、減算方式をとっていますので計算力を必要とします。加えて、状況の変化に応じて投げる位置が変化して行くので、冷静な戦略をもった判断力が必要です。そして、性別、年齢、障がい者でもできる、ハンディキャップなしの競技に特徴があります。階級別でないので体形にあわせ、自分にあったなげかたや得点の取り方、戦い方をつかんでゆくことが重要でしょう。高得点がとれるようになっても、誰もが一度ならずスランプに陥ります。“門戸は広く奥行きが深い”のもこのスポーツの特徴で、競技会に出られるようになって初めて本当の面白さが味わえます。相手との競い合いのなかで、行き詰まるような緊張と、攻防の千変万化により、ドラマが展開されます。毎試合、心身のバランスを揺さぶられ、なかなか思い通りにいかない攻防を体験し、それを乗り越えることによって上達してゆきます。たとえ容易に試合を進めていたとしても、一回の失敗が、後の展開を大きく阻んであり、高得点で立場が逆転したりと試合の行方は、実にスリリングです。 逆転に次ぐ逆転が起きやすく、駆け引きも自分に返ってくるので高度なテクニックが必要です。また、フィニッシュに向かう時のプレッシャーは、並ではありません。焦りや不安など、微妙な気持ちの変化が手元に出やすいぶんだけ、意識のコントロールが決め手になります。平常心を保つことが一番重要ですが、試合に勝つためには、イメージマネージメントの力も重要となってきます。
このようダーツは、見かけ静的さと比べて、燃えるような闘志でプレッシャーとの戦いを乗り越えて、持てる力を駆使し、自分のダーツができたときの、達成の喜びにつながる、体力、気力、汗、涙の感動のスポーツなのです。
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