機能性薄膜へのセシウムタングステン酸化物の使用
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- カテゴリ: タングステン知識
- 2023年7月13日(木曜)15:36に公開
- 作者: Zhenghua
- 参照数: 815
酸化セシウムタングステンは優れた近赤外遮蔽性能と紫外線遮蔽性能を有するため、機能膜の製造によく用いられる。一般に、このような薄い機能膜は断熱膜、近赤外線遮蔽膜、熱遮蔽膜または省エネ膜とも呼ばれる。また、原料セシウムタングステン酸化物(Cs0.33WO3)を用いてUV硬化コーティングを合成することができる。
詳細については、次のサイトを参照してください。
http://cesium-tungsten-bronze.com/japanese/index.html
例えば、一部の専門家は、3種類のアクリレートモノマー、希釈剤、光硬化性モノマー、疎水性シリコーンモノマー、セシウムタングステン酸化物(Cs0.33WO3)を用いて紫外線硬化塗料を合成する。異なる割合のアクリル酸エステルモノマー、シリコーン及びCs0.33WO3が塗料保存安定性、薄膜力学性能及び疎水断熱性能に与える影響を研究した。その結果、コーティング中にCs0.33WO3を添加すると粉末の分散性が改善されることが分かった。硬質モノマーの割合が増加するにつれて、コーティングの貯蔵安定性とフィルムの付着力/硬度が向上した。シリコーンモノマーの濃度を増加させると、水接触角が増加するが、フィルムの付着力と硬度が低下する。Cs0.33WO3粉末濃度の増加に伴い、近赤外遮蔽性能は改善されたが、薄膜の可視光透過率は低下した。Cs0.33WO3の使用量はフィルムの付着力と硬度に明らかな影響を与えなかった。
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