パナソニック「TH-P55VT60」が見せたプラズマの“熟成画質”、MGVCもチェック

ソニーから登場した4K液晶テレビ「X9200Aシリーズ」の超高精細画質を見ると、少し揺れ動く気持もないではないが、リッチな色再現や視野角の広さ、動きに対する追随性、コントラストの確かさ、とくにつややかな黒の表現など画質総合力において、よくできたプラズマテレビをしのぐ液晶テレビは今なお存在しないと確信する。

次世代ディスプレイ・デバイスとして期待の大きい有機EL(OELD)は量産技術で苦しんでいるようだが、実際それが解決して潤沢に製品が市場に出回るようになったとしても、現行プラズマテレビの熟成画質を乗り越えるには、それなりの時間が必要だろうと試作機を見て思う。

パナソニックのテレビ開発・企画・販売の現場もきっと同じ気持なのだろう。この夏、さまざまな外野のノイズを吹き飛ばすかのような、素晴らしい画質のプラズマテレビを登場させた。「VIERA 最高画質」をうたう「VT60シリーズ」である。今回の連載では、その映像をチェックする機会を得た55V型の「TH-P55VT60」にフォーカスを当ててみたい。

本シリーズは「スマートVIERA」というキャッチフレーズの下、顔認識機能や音声リモコン機能などを新設し、ネット動画との親和性を高めたり、電子タッチペンによるお絵描き機能を盛り込んだりと、新しいホームエンタテインメント・ディスプレイ像の構築に意が注がれている。売りの現場では、まずそのへんがアピールポイントになるのだろうが、読者のみなさんにぜひ注目していただきたいのが、「VIERA 最高画質」、いや「プラズマテレビ歴代最高画質」と思えるVT60シリーズの素晴らしい映像美である。

本機のパネル解像度は今話題の4Kではなく、フルHD(1920×1080ピクセル)だ。しかし、ハイビジョンの推奨視距離である3H(画面高の3倍)の位置で見るかぎり、実は4Kテレビに対して精細度が大きく劣るという印象はない(筆者の視力は近視矯正用メガネをかけて約1.0)。さすがに4Kディスプレイの推奨視距離である1.5Hまでにじり寄ってみると、フルHD機のTH-P55VT60は、画素構造が認識できたり、ジャギー(斜め線のギザギザ)が気になりはするが、果して日常的にここまでテレビに近づいて観る方がどれほどいるのだろうという疑問がないではない。

そして、昨年の「VT5シリーズ」に比べて明らかによくなっていると実感できるのが、色再現と階調表現だ。色については、RGBの3原色のうちR(赤色)に新しい蛍光体を採用、色域をいっそう広げている。色分布特性のよくない白色LEDにフィルターを組み合わせてフルカラーを生み出す液晶テレビに比べて、自発光のプラズマはもともと色域が断然広いわけだが、今回の新赤色蛍光体の採用でその色の魅力がいっそう高まった印象だ。また、パナソニックのプラズマテレビに長年採用されてきた「ハリウッドカラーリマスター」を“入”にすれば、デジタルシネマの標準色域であるDCIをほぼカバーできるという(98%)。ソニーからx.v.colorのプロセスを用いてDCI色域をカバーしようという「トリルミナスカラー」の提案があったが、考えてみれば、パナソニックのプラズマテレビはずいぶん前から「ハリウッドカラーリマスター」でそれを実現していたわけだ。(ITmediaより抜粋)


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